肉を噛みたい。

おもにいぬになりたいひとのしをかいてます。

2017-01-01から1年間の記事一覧

微熱

微熱の恋 気がついたらポーっとしてる 内にこもった、しつこい、微熱 何度も何度も嫉妬で熱くなる その度に、どうせ、と落ち込む 厄介な病にかかった 落ち込むたびに きっと同じに知ってる人はいない そう言い聞かせる たぶん、合っているのだけど 内にこも…

ピザまん

はふはふ ほかほか ちょっと濃いめのピザソース そんなに美味しくないけどよく伸びるチーズ 何となく食べたくなる でもそんなに好きじゃあない あなたは豚まんの方が好きだった 決まっていつも豚まんだった いつもはんぶんこしていたのに 今日は、今日から、…

こうかんっこ

あげる、ぜんぶあげる だからそれ、消してほしい

壊したいハコ

好き、なんて言葉が、なかったら良かったのに。 なかったら良かったのに。 そしたらきっと、この「好き」が届かないかも、なんて思わなかったかもしれないのに。 届かなかったら? そればかりで頭がいっぱい。 全部なかったら良かったのに。 と、思うのに、…

うちゅうりょこうにいくそのひまで

きょうは2×××ねん○がつ△にち うちゅうりょこうまで、あと1にちです ぼくはあしたうちゅうにいきます みんなはおとうさんやおかあさんといっしょにいくといっていましたが、ぼくはねこのコゴローといっしょにいきます うちゅうりょこうはあしただというのに、…

あと10年

全ての準備を整えて あと10年で 宇宙旅行

石ころ

からころ ころん 落ちゆくあなたの目線 拾わないわたし どちらが先とか後とか そんなものはどうだっていい もう交わすことのない あなたとわたしのまじわり 手の温もりや あなたのやさしさ でももうどんな温度も優しさも 全てただの石ころ つま先で蹴飛ばし…

その肉を噛みたい。

ふかふかの贅肉。 ふにふにの贅肉。 愛おしい贅肉。 噛みたい、贅肉。 舐めたい二の腕。 啜りたい二の腕。 舌でなぞりたい肘の内側。 足の先から太腿の付け根まで丁寧に。 背中は舐めない。ただただ、体温を感じるためにその背中にのしかかる。くっつく。 そ…

雨がふるのをまっています。

孤独になりたい寂しがり屋は大草原のど真ん中ぽつんと一つそびえ立つ石造りの塔のてっぺんで、ひとり、雨がふるのをまっています。 待てど暮らせど雨はふらない。 いつまでも心地よく晴れた空。 涼しい風。優しい動物たちの声。 虫だってそこかしこに自由に…

まるでガラス越し

同じ所にいるのに ぜんぜん分からない 同じ所にいるのに なにも聞こえない まるでガラス越し 君の一つ一つがどうして? どうしてそういうことをするのだろう わからないことで埋もれていく まるでガラス越し 何も伝わらない 私の一つ一つの意味が 空しいで埋…

目眩がするほど

目眩がするほど君は美しい キミほどキミの美しさを知らない人はいないだろう キミは少しでも考えたことがあるだろうか 自分の美しさについて ないだろう、そうだろう だからそうしてボクの目がチカチカするほど それはもう鬱陶しいほどにクラクラとするほど…

すうすうはあはあ

すうすうはあはあ。 あなたの匂いを辿ってる。 すうすうはあはあ。

かむかむ

かむかむ。 かむかむかむかむ。 かむ。 かむかむかむかむかむか? かむかむかむ。 かむ。 かむかむ。

すべてを閉じて

目も耳も口も鼻もすべてを閉じて。 忘れないで、心もよ。 心も閉じるの。 大事なのはこれから。 閉じたすべてを、誰にも開けられることのないようにしっかりと蓋をするの。 残念ね、あたしの部屋には鍵がない。 油断してると開いてしまうわ。 気をつけて。 …

そこにあるのは

海の底(こころのそこ)にあるのは 飲み込んだ言葉と、愛、 そして、死。 惨めな、死に損ないだけが持つ、 一生続く憐れな残り時間。 そして少しの。

その夜のこと

青白い光が庭に敷き詰めた珊瑚や砂たちにきらきらと反射していた。 その夜は月と星が競うように輝いていた。 どこもかしこもきらきらしていた。 声が聞こえた気がした。 夜とは思えないほど明るく、何もかもが見えていた。 ヒトの作った灯りではない。 その…

まっくろのはね

まっくろのはねがしげってる くろぐろと、うつくしいまっくろのはねが でも、まっくろのはねは ほんとうはまっくろのはねは 真っ白になりたい羽だった 白く純粋で美しく神々しい、 羽になりたかったのだ なのでまっくろのはねは ただただまっくろでいること…

ブログっぽいことしてみます。

お題「最近見た夢」 最近見た夢、ですか。私ココ最近ほぼ毎日夢を見ているのですが、今日見た夢について話すことにします。 端的にいうと、妖怪の夢でした。 時代背景は恐らく平安時代。そして何故か世界はモノクロで、私は下級妖怪でした。 もう1人(?)友と…

おどれおどれ

それ、太陽だ 朝日におどれ それ、風だ 飛ぶようにおどれ それ、木陰だ 笑いながらおどれ それ、夕暮れだ 哀しみながらおどれ それ、宵闇だ 狂ったようにおどれ おどれ

ぶくぶく

泡だ 小さな泡 たくさんの小さな泡 大きな泡が時々ぶくっ そうして深い深い海の底から ぶくぶく、ぶくぶく ずぅっとずっと ぶくぶく そうやって誰にも知られずに 泡は生まれては死んでいく 人知れず、死んでいく 深い青の中死んでいく 泡は誰だったろうか 泡…

はしる

心臓がひとりでに走る 私を置いてひとりでに。 どこまで走れば辿り着く? どこまで走ればあなたに会える? 見えない聞こえない触れないあなたを想って 今日も、私の心臓は走る。

ゴミ箱

溜まる気持ち。 言えない気持ち。 言いたくない気持ち。 どれもこれも全部あなた宛て それをまとめてゴミ箱に入れるの でもゴミ回収車はずうっと来ない だから溢れる、溢れる。 うっかり拾い上げてしまうと 中々捨てられない気持ち達。 そうして溜まってはゴ…

ぱちん、

はじけて消えた。 あれはしゃぼん玉? ぱちん。 ぱちん。 いいえ、私のこころ。 それは、あなたのこころ。 はじけて消えたそれは、もう届きません。 いいえ、届いても、ぱちん。 なんどもなんども、ぱちん。ぱちん。 ぱちん。 そうして消えたこころは今日も…

しっぽ

子供のころ、 季節のしっぽをつかまえた。 夏休みが終わる、二日前だった。 ちょっと、舐めてみた。 しっぽは あまかった。 あたたかかった。 つめたかった。 しょっぱかった。 かたかった。 ふわふわだった。 そして、やっぱり あまかった。 子供の頃夢みた…

38.5℃

心の奥が熱い。 炭火で焼かれているよう。 じんわり、でも、すごく熱く。 消えかかっても、消えない。 魔法の火。 くらくらと、燃えている。 心の奥が、熱い。

思い出すんですよ。

キスの味というかにおいというか。 時々、ふわっと香るんです。 その度にクソが!!!!!ってなってくたばりたくなります。 っていうどうでもいい話でした。

おとがとけるおと。

蝉の音。 車の通り過ぎる音。 家の下を歩く人たちの話し声。 家の下のバス停にバスが止まる音。 風のおと。 夏のおと。 音がとけて、私になる。 私もとけて、音になる。 みんな とけて ひとしずくのおとになる。

犬になりたい。

犬になりたい。 犬になって、ただあなたの顔を、目を、口を、手を、足を、その滑らかで吸い付くような、優しくてやわらかい肌を舐めまわすの。 「好き」「愛してる」「あなたが欲しい」そんな、そんな汚らしい言葉であなたを縛りつけて、苦しめるような“人間…