肉を噛みたい。

おもにいぬになりたいひとのしをかいてます。

逃げた先の泥水

届きそうで届かない

決して捕まえることの出来ない水たまり

 

届いてしまったその手の中には

濁って汚れた自分のこころの泥水

 

捕まえられずに居たならば

きっとまだ追いかけていたはずなのに

捕まえてしまった、今となっては

ただただ呆けて見つめる手のひらの

愛だったなにか 水たまり

 

 

いつか貴方にと書いたあの手紙は

わたしの心を写したあの向日葵は

燃え尽きて灰になり涙で濁った

ただの泥水