2021-06-27 瞼閉じれば にっきのようなもの 詩 日記 あなたが 名前を呼んで お休みを言うとき あなたはきっと わたしの頭を撫でている そんな瞼のうらっかわ シングルベッド ひとり閉じた瞼のうらっかわ わたしもこっそり あなたの名前を呼んで おやすみを言う わたしもあなたを撫でている ありもしない犬の毛並みを あなたは優しく撫でている わたしときたら ありもしないザラザラの舌で あなたの頬を舐めている 瞼のうらでおやすみなさい