肉を噛みたい。

おもにいぬになりたいひとのしをかいてます。

微熱

微熱の恋

気がついたらポーっとしてる

内にこもった、しつこい、微熱

 

何度も何度も嫉妬で熱くなる

その度に、どうせ、と落ち込む

厄介な病にかかった

 

落ち込むたびに

きっと同じに知ってる人はいない

そう言い聞かせる

たぶん、合っているのだけど

 

内にこもったこの体温

あなたに触れて溶かしたい

あなたの胸の内に潜む厚いこおりを

決して見せない厚いこおりを

そして、わたしのこおりも溶かしてほしい

 

うそ、いいの、やっぱりいいの

溶けたりなんかしなくていい

そのまま抱きしめるからいつまでも私を冷やして

私の微熱を、冷やして