2019-09-17 夏の残り香 にっきのようなもの 詩 日記 まだ少しの夏が 肌の上をなぞる湿度が 私を抱きしめるあの日の君の照れた顔も、眩しい太陽も、 照り返す水面、くすぐる潮風、iPodの音楽 全部あの日、ノートと捨てた捨てたノートの内容だって全部覚えている 何度も何度も読んだから 何度も何度も思い出したから夏が来て、終わるたび思い出す私の夏そして塗り替わる 私の夏今私を抱きしめているのは ただの私の両の手だった