肉を噛みたい。

おもにいぬになりたいひとのしをかいてます。

何度も同じ夢を見る

あなたに首を絞められて死ぬ夢

どうせ死ぬなら貴方に殺されたい

そうじゃないなら自分で死ぬ

そう言って夢の中の私は貴方に

私を殺すことをお願いする

あなたは優しいので、私を殺す

ごめんねと呟きながら目が覚める

寝覚めは最悪

当たり前だ、こんなの。

 

悲しい顔をさせたいわけあるか。

ばかが。

とは言いつつも、やっぱり

死ぬなら大好きな自分か

だいきらいな貴方に殺されたいな。

なーんてうそうそ。全部うそ。

ほんとうは死にたくないし、

殺されたくないし、悲しい顔をさせたくないし、

だいきらいなんかじゃない。

あーーー。

 

だから、だから、犬になりたいんだった。

こんな気持ちなんか、こんな言葉なんかで、

あなたを縛り付けて悲しくさせる、こんな

こんな人間でいる自分が、いちばん嫌いだ。

願わくは

ただあなたのそばで穏やかな日々を送り、

あなたに看取られたい。

どんな言葉なんかよりも深い気持ちを

あなたに捧げたい。

 

まあ、夢の中のおはなしですけどね。

なんてね。おしまい。