2019-07-16 稲妻 詩 日記 にっきのようなもの 物語 創作 視界の端を小さな稲妻が走り抜けた 小さな、まるでトビウオのような一瞬の けれど強かな光だ その瞬間に思い出す あなたの眼が私を貫いたあの光 あれと似ていた だから急に、苦しくなって 愛おしさが込み上げた 苦しいと気持ちいいは紙一重だった その息苦しさが私を恍惚とさせる やがて光は消えてしまったが いつまでもいつまでも 私の目の奥で輝いていた