2018-04-15 いきている 詩 にっきのようなもの 物語 創作 それはまるで雨のように私の心を濡らし、まるで夏の昼下がりの心地よい風が昼寝をする私の顔を撫でるように優しく撫でる。時には雷のように私の心を震わせ、時には真夏の太陽のように私の心を照り尽す。 雨粒に揺れる木の葉や、風にあおられる切りすぎた前髪や、雷に慄く小動物になり、そしてじりじりと消えてゆく一滴の水になる。 消えゆく一瞬のことたちのすべてが、私を成している。 私は今日も、生きている。