眩い朝日に燃え尽きる背中
まだ温かい布団の中、ひとり貴方を思い出す。
燃え盛る炎の中でただただ私を抱きしめている。
体の全てが燃えちぎれて
動かないはずの両手で抱きしめ合う。
途切れる呼吸
繋ぐ互いの口付け
視界を曇らす涙
確かに感じた互いの体温
ひとつの大きな炎となって
この身を心を溶かし尽くす
たったひとときのために
この一瞬のために私は私を磨くのだった。
あなたの隣で眠る事を夢見て。
いつか、貴方の背中にくっついて
安眠する犬になれたら。
そうしたらきっといつか、
心で伝えたい。
『 』