2018-01-25 その先の掌 詩 頭の中だけ。 イメージだけ。 イメージだけは、いつでも無限にひろがる。 どこにいくのかな。 なにがあるのかな。 待ち遠しいその手も声も口も、頭の中だけ。 届くのか、消えちゃうのかもわからない。 でも手を伸ばしたい。 どうしても、どうしても欲しいと思ってしまう。 なのに怖くて手が出せない。 誰よりも何よりも臆病だから。 何を怖がっているのかもわからない。 それでももう、欲しくてたまらない。 ひらいては、握り込む。 いつか、あなたに届くと信じて。