肉を噛みたい。

おもにいぬになりたいひとのしをかいてます。

その先の掌

頭の中だけ。

イメージだけ。

イメージだけは、いつでも無限にひろがる。

 

どこにいくのかな。

なにがあるのかな。

 

待ち遠しいその手も声も口も、頭の中だけ。

 

届くのか、消えちゃうのかもわからない。

でも手を伸ばしたい。

どうしても、どうしても欲しいと思ってしまう。

なのに怖くて手が出せない。

誰よりも何よりも臆病だから。

何を怖がっているのかもわからない。

それでももう、欲しくてたまらない。

 

 

ひらいては、握り込む。

いつか、あなたに届くと信じて。