肉を噛みたい。

おもにいぬになりたいひとのしをかいてます。

さむいから。

迷子になるから。

お誕生日の前祝いだから。

 

なんでもいい。

 

手を繋ぎたかった。

肌と肌を触れ合わせて、

あなたの体温を感じたかったから。

 

握りしめた右手がじんわり湿って

だんだんと思い出す。

 

あなたが、わたしが、

混ざりあって溶け合って

織り成すあの時間。

 

熱くて嬉しくて愛おしくて

どうしようもないくらい愛おしくなる

あの時間。

 

なんだかまるで、

人混みの中2人だけしかいないみたいだった。