濃い朱色に煌めく真っ白のカーディガン。
ゆうべのうちに
ほんのり積もった雪が
朝焼けをはね返して
わたしの目を奪う。
朝のきらきらは
たくさんの光たちを
その身で受け止めてはかえし、
1人としてそこに留まることのできない
淋しさと切なさが美しかった。
決してだれも、
その冷たい肌に触れることは叶わない。
この手で殺してしまうから。
けれどきっと
この手で愛してみたかったのだった。
ゆうべのうちに
ほんのり積もった雪が
朝焼けをはね返して
わたしの目を奪う。
朝のきらきらは
たくさんの光たちを
その身で受け止めてはかえし、
1人としてそこに留まることのできない
淋しさと切なさが美しかった。
決してだれも、
その冷たい肌に触れることは叶わない。
この手で殺してしまうから。
けれどきっと
この手で愛してみたかったのだった。