肉を噛みたい。

おもにいぬになりたいひとのしをかいてます。

雨がふるのをまっています。

孤独になりたい寂しがり屋は大草原のど真ん中ぽつんと一つそびえ立つ石造りの塔のてっぺんで、ひとり、雨がふるのをまっています。

 

待てど暮らせど雨はふらない。

 

いつまでも心地よく晴れた空。

涼しい風。優しい動物たちの声。

虫だってそこかしこに自由に暮らしている。

 

ここはいつだってそう。

穏やかで 優しくてあたたかくて、さみしい。

 

今日も優しい晴れ間を見つめながら、ひとり、雨がふるのをまっています。